乾燥・焼却の豆知識

「EFB(EMPTY FRUITS BUNCH)」について

「EFB(EMPTY FRUITS BUNCH)」は、日本のエネルギー戦略において重要なエネルギーの1つである再生可能エネルギーの中でも有効な燃料だと考えられるものの1つです。

 

「EFB(EMPTY FRUITS BUNCH)」とは、パームの木に生るパーム椰子房から果実を取り出した後に残るパーム椰子房の残渣物である空果房のことです。

 

「EFB(EMPTY FRUITS BUNCH)」は、初めは「EFB ファイバー(パーム椰子房繊維)」の状態ですが、それをバイオマス発電のための燃料として使用するために「EFB ペレット(パーム椰子房繊維ペレット)」の状態に加工します。

 

残渣物である「EFB(EMPTY FRUITS BUNCH)」は、インドネシアやマレーシアで年間300万トン以上発生しており、バイオマス発電のための燃料として、その有効活用が期待されています。

 

世界は地球温暖化の問題として温室効果ガスの排出削減が大きなテーマであり、温室効果ガスの削減に有効的なバイオマス燃料はきわめて重要な資源と言えます。

 

日本でも、2003年4月に施行されました「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(RPS法)」により、電気事業者は一定量以上のバイオマス等の再生可能エネルギーの利用が義務となっており、電気事業者によるバイオマス燃料の導入が盛んに行われています。

 

日本の未来を担う再生可能エネルギーの有効な燃料の1つとして、バイオマス燃料である「EFB(EMPTY FRUITS BUNCH)」のニーズは今後ますます高くなっていくと考えられます。

 

平成27年度において、経済産業省が定める「再生可能エネルギー 固定価格買取制度」の中でも「EFB(EMPTY FRUITS BUNCH)」の調達価格は1kWhあたり24円で、調達コストなども考えますと、極めて有効的な素材であると考えられます。

 

■再生可能エネルギー 固定価格買取制度ガイドブック (経済産業省)
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/data/kaitori/2015_fit.pdf

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