乾燥・焼却の豆知識

「汚泥ケーキの乾燥」について

汚泥ケーキとは、下水処理や排水処理の過程で発生する汚泥を脱水処理した後の固形物のことです。 水処理施設では、汚れた水をきれいにする際に、多量の汚泥(液体に近いドロドロ状の物質)が発生します。これをそのまま処理・搬送するのは非効率なため、水分を減らして固形に近づけたものが汚泥ケーキです。

 

汚泥ケーキの含水率は、おおよそ60~80%程度です(見た目は湿った土や粘土状)。

 

汚泥ケーキの形状はケーキのように押し固められた板状や塊状で、処理方法としては焼却、埋立、堆肥化、セメント原料化などがあります。

 

汚泥ケーキの用途及び処分方法ですが、汚泥ケーキを焼却処分する場合は減量化・無害化できますがエネルギー消費が大きくなります。

 

汚泥ケーキを埋立処分する場合は、脱水度が高いと安定しますが、広大な土地が必要となります。

 

汚泥ケーキを堆肥化する場合は、有機性汚泥を堆肥として再利用することができます。

 

汚泥ケーキを資源化する場合は、セメント原料や土壌改良材として利用することができます。

 

持続可能な社会を実現するためにも、汚泥ケーキの再生利用(堆肥化・資源化)はきわめて重要な社会の課題であると言えます。

 

汚泥ケーキの乾燥処理をお考えの企業様は、是非、お気軽にご相談くださいませ。

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