下水汚泥とは、下水処理の過程で発生する汚泥のことです。
下水汚泥は今まで、処理場の沈殿池で分離されて濃縮・脱水された後に埋立処分されることが多かったのですが、埋立地の確保が難しいこともあり、建設資材・コンポスト(堆肥・堆肥にすること)・エネルギー源など、様々な形でリサイクルされるようになりました。
下水汚泥を再生可能エネルギーとして活用する方法としては、嫌気発酵によるメタンガスの発生をエネルギー利用したり、乾燥させて石炭火力発電所用のエネルギー資源として利用したり、またはセメントやレンガの材料、路盤材などへ再利用されています。
また、いくつかの下水処理場では、下水汚泥の有機分解などによって発生するメタンを主とした消化ガスを発電燃料として利用していたり、余った電力を周辺施設に配電するなどしています。多くの下水処理場では加温用ボイラーの燃料として下水処理場内で利用することなども行われています。
持続可能な社会への進化が求められている昨今、下水汚泥を再生可能エネルギーとして再利用することは極めて重要な施策だと考えられます。
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