菜種(なたね)とは、菜の花の種子(たね)のことです。
菜種(なたね)の油は、菜種(なたね)油とも言われ、日本でも古くから灯油原料として利用され、生活に密着したものとなりました。
菜の花は丈夫で育てやすく、広く栽培される、日本人の生活でもなじみ深い作物でした。
菜の花などのつぼみと花茎、若葉をナバナと言います。ナバナは独特の苦さを活かして、生やおひたしでも美味しくいただけますが、豚肉やベーコン、ごまなど、油脂分があって香りの強いものとの相性も良い食物です。
日本でも古くから灯油原料として利用されてきた菜種(なたね)ですが、近年、再生可能エネルギーの一つとしても注目されています。
具体的に菜種(なたね)を再生エネルギーとして活用する方法として「菜の花プロジェクト」などがあります。
「菜の花プロジェクト」とは、食用油の原料となる菜の花やヒマワリを栽培し、その油を食用に利用した後に回収し、BDF(バイオ・ディーゼル・ヒューエル)として利用することで、地方の地産地消や環境保全・地球温暖化防止を図っていこうとする取り組みです。
BDF(バイオ・ディーゼル・ヒューエル)とは、生物由来の油から作られるディーゼルエンジン用燃料の総称で、バイオマスエネルギーの一つです。
遊休農地などで菜種やヒマワリ等の油糧作物を栽培することで、放置されていた農地が有効活用され、農地と景観の保全や保全を図ることができます。
また、菜の花の栽培や収獲、食用利用を通じて、観光や教育の取り組みへの活用や、地域の特産品づくりなどに役立てることもできます。
菜種(なたね)を利用した後の廃食用油を回収し、BDF(バイオ・ディーゼル・ヒューエル)として軽油代替利用することで、地球温暖化防止にもつながります。
当社では、菜種(なたね)の乾燥に優れた製品を開発・製造しておりますので、是非、お気軽にご相談くださいませ。