食品残渣とは、一般家庭からではなく、食品関連の事業所から排出される食品由来のごみ・廃棄物などのことです。
食品残渣の具体的な例としては、飲食店の調理残渣のほか、来店客の食べ残し、食品の売れ残り、消費期限切れの食品などがあります。
食品残渣はそのまま捨ててしまえばゴミとなりますが、有効利用することで社会に有益な資源にもなります。
食品残渣の有効利用の方法として「再生利用」があり、「再生利用」の方法には主に「飼料化」・「肥料化」・「メタン化等の飼料化・肥料化以外の再生利用」などがあります。
「飼料化」は食品廃棄物を家畜の飼料として再利用する方法で、廃棄物が資源として活用され、家畜の飼料コストも削減されるというメリットがあります。
「肥料化」は食品廃棄物を肥料として再利用する方法で、特にメタン発酵によって得られる消化液は肥料として有効利用されています。この方法により、食品廃棄物が農業において再利用され、循環型社会における循環型農業の一種として機能させることができます。
「メタン化等の飼料化・肥料化以外の再生利用」はメタン発酵などを通してエネルギーを生成して、その副産物を肥料や飼料以外の形で再利用する方法です。主な方法として熱回収と適正処分が挙げられます。
また、食品残渣を再生可能エネルギーとして有効活用する取り組みとして、事業者が排出する食品廃棄物を受け入れ、微生物の働きによって生成したバイオガスを燃料として再生可能エネルギーを発電し、固定価格買い取り制度(FIT)を活用して売電する取り組みも行われています。
大和三光製作所は、再生可能エネルギーの元素材として期待される食品残渣の乾燥処理の技術開発に力を入れたいと考えています。
食品残渣の乾燥処理をお考えの企業様は、是非、お気軽にご相談くださいませ。