乾燥・焼却の豆知識

「セルロースナノファイバーの乾燥」について

セルロースナノファイバーとは、植物の細胞壁を構成するセルロースをナノサイズ(繊維の幅が約3〜15ナノメートル程度)にまで微細化したものです。セルロースナノファイバーは、持続可能な社会の実現に向けて夢の新素材として期待されています。

 

自動車の車体の素材などが鉄からセルロースナノファイバーに置き換われば、軽量化による大幅な燃費向上も可能になります。

 

セルロースナノファイバーは軽量・高強度で鉄の約5分の1の軽さでありながら、鉄の約5倍の強度を持ちます。また、環境負荷が低く、原料が植物由来のため、再生可能でカーボンニュートラルな素材です。

 

また、セルロースナノファイバーはフィルム状に加工すると高い透明性を持ちます。セルロースナノファイバーは温度変化による形状の変化が少なく、精密機器にも適しています。さらに、ガスや油分を通しにくい性質を持っています。

 

セルロースナノファイバーと用途としては、自動車部品、航空機部品、食品包装材、医療用素材や化粧品、繊維強化プラスチック(FRP)や断熱材、高透明性や低熱膨張性を活かして、ディスプレイやセンサーなどに用いられています。

 

製造コストが高いという問題を抱えていますが、セルロースナノファイバーは、持続可能性と高性能を兼ね備えた次世代素材として、さまざまな分野で注目されています。

 

セルロースナノファイバーは主に木材や農業廃棄物(稲わら、トウモロコシの茎など)から得られますので、持続可能な社会の実現のために大きな期待が寄せられています。

 

大和三光製作所は、持続可能な社会の実現のために期待される新素材であるセルロースナノファイバーの乾燥処理の技術開発に力を入れたいと考えています。

 

セルロースナノファイバーの乾燥処理をお考えの企業様は、是非、お気軽にご相談くださいませ。

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