乾燥・焼却の豆知識

黒液(木材パルプ廃液)の乾燥について

黒液とは、木材から木質繊維を取り出す過程で排出される黒色液体の廃棄物のことで、木材パルプ廃液とも言われます。

 

黒液(木材パルプ廃液)には有機物が豊富に含まれていますので、濃縮することである程度水分を取り除いた後、燃料として使用することが可能です。

 

黒液(木材パルプ廃液)に含まれる有機物は植物由来ですので、黒液(木材パルプ廃液)は再生可能エネルギーでもあるバイオマスです。そのため、黒液(木材パルプ廃液)を化石燃料の代わりに用いることで、化石燃料由来である二酸化炭素(CO2)の排出量の削減が可能です。

 

黒液(木材パルプ廃液)の年間発生量は約7000万トンですが、これは濃縮前の水分を含んだ値ですので、乾燥重量としては約1400万トンになります。

 

黒液(木材パルプ廃液)の特長は利用率が100%と高く、そのすべてがエネルギーとして利用可能なことです。利用率を100%にすることが可能である理由は、排出量のすべてがパルプ工場からであり、工場内における再利用が行いやすいためです。

 

当社では、黒液(木材パルプ廃液)の乾燥に優れた製品を開発・製造しておりますので、是非、お気軽にご相談くださいませ。

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