ＲＰＦとは、使用済み製品や廃棄物を再利用して新しい製品の原料としてリサイクルすることが難しい古紙及び廃プラスチック類を主原料とした高品位の固形燃料のことです。

 

ＲＰＦは､石炭やコークス等､化石燃料の代わりになるエネルギーとして､大手製紙会社､鉄鋼会社､石灰会社など多くの産業で利用されており、将来が期待されているエネルギー素材です。

 

ＲＤＦとの違いですが、ＲＰＦは主に産業廃棄物の紙やプラスチックを使用し、発熱量が高く産業向け燃料として利用されています。一方、ＲＤＦは一般廃棄物（生ごみなどを含む）を主成分とした燃料で、ＲＰＦよりも発熱量が低いです。

 

ＲＰＦの主な原料は、廃棄された紙（再利用が難しいもの）や廃プラスチック（リサイクル困難な混合プラスチックなど）です。

 

ＲＰＦの加工方法は、紙やプラスチックを破砕・乾燥し、圧縮してペレットやブロック状に成形して、燃料として利用するために均一な品質に加工されます。

 

ＲＰＦの燃料特性は、高い発熱量を持ち（石炭に近い）、水分量が少なく、燃焼効率が良いという特性があります。

 

ＲＰＦの主な用途は、セメント工場の燃料、発電所での代替燃料、その他の産業用ボイラーなどです。

 

ＲＰＦのメリットは、廃棄物を資源として再利用することで、埋め立てごみを削減でき、廃棄物の適正処理に貢献し、化石燃料の削減に繋がることなどです。

 

その他にも、石炭や石油などの化石燃料の使用を抑えられることや、環境負荷の低減、埋め立てごみを減らすことで土壌汚染や埋め立て地の枯渇を防止して燃焼時のCO２排出量が削減できることや、廃棄物処理費用の削減につながることなどのメリットがあります。

 

セメント工場では、ＲＰＦを使用することで石炭に代わる燃料を確保しつつ、廃棄物の処理も行うことができます。発電所では、燃焼効率の高いＲＰＦを使用して電力を供給することも可能です。

 

ＲＰＦは、廃棄物の再利用と化石燃料削減の両方を実現する持続可能なエネルギー資源として、今後さらに普及が進むことが期待されています。

 

当社では、ＲＰＦの乾燥に優れた製品を開発・製造しておりますので、是非、お気軽にご相談くださいませ。